20091230 Wednesday December 30, 2009

Obsolescence

ITだのソフトだのをやっていると悟る事だけど、身につけた知識と技術はすぐにObsolete、陳腐化してしまう。 

ソフト業界は世界中でほんの一握りの人間が新しい事を作り出し、残りの人間は新しく出てくる事に追いつき先取りする事をくり返す。 プログラマーなんて、せっせと本読んで勉強してないと数年後にはレイオフ候補にされている。

アメリカでプログラミングする人たちは高給取りでえらそうな事言ってるのが多いけど、つまるところ仕事をこなす駒でしかない。組織はまとまってうごいて価値があるから、そういうコマを動かす管理職とセットで必要になる。 

でも、これが難しいんだな。

会社や事業とは客にモノやサービスを提供して収入とする客商売だ。会社というエンティティーが人を雇うのは顧客から得る収益のためだ。 それがプログラマーにしろ管理職にしろ、アメリカのソフトウェア業界の人間は、客商売の自覚がなかったり、顧客の現実を知らないのが当たり前なのだ。 

すぐに使いふるしになるテクノロジーを無理に取り入れて失敗したり、思い込みで的外れな使えない製品を作ったり、と言ったソフト業界の諸悪の根源はこのへんにある。 とんでもないバグがどんどん出てきたり、期限に間に合わなかったりと低レベルな仕事をする人間が多いのも、客の感覚で自分の仕事を見れないからだ。 


アジャイルだのXPだのスクラムだのとメソドロジー(方法論)は流行りすたりがあるのだけど、プログラマーがテクノロジーをビジネスに結びつける自覚を持つという課題は解決しない。この課題はテクノロジーが陳腐化しようとソフト業界が外注産業となろうと変わらない。 

逆にソフト開発やITの世界でこの課題が見えて来る人間はさらに上を行けるわけで、Obsolescence(陳腐化)と無関係でいられる。

 

By Aki Atoji in category アメリカで仕事 - Permalink 20091230 -

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