Thursday February 05, 2009
これでも世界数十カ国にまたがる規模の会社で働いている。 聞こえは良いし、この不景気なのに雇用の心配も無く安定なように見える。
でも、実のところ任されている部署と仕事には大して安定がないのだ。
これまで無かった性格のチームを作ると言うのが2年前にワタシに与えられた最初の仕事だった。 そんなの組織図に書き込んで、お達しを出せばいいじゃんかと最初は思っていた。けど世の中はそんなに甘くない。
上級副社長の上司には自分を頼るな、自分で考えて全部やれと命令された。 お達しも何も出してくれなくて、自分の立場を仕事で関係する人たちに説明することからはじめなければならなかった。
最初はかなり情け無い思いをしたな、そういえば。
そしていろんな分野で技術力のある小回りの効くチームを作り、その能力や機動力を他部門に認識させられるようになった。 ニッチを見つけ、社内アウトソースの仕事を引き受けた。
そのうち非効率な部門やなにかと難癖をつけて仕事をしない連中からプロジェクトやインフラを分捕ったりまでした。命令でとはいえ、10数人いる部署を切り捨てる仕事もしてきた。
常識にとらわれないヤクザな部隊を作って荒らしまわってきた訳だが独自にビジネスをしてるようなものだと思えば納得できた。 自分の部をあちこちに売り込んでいたわけだ。 だからチームが真夜中までかけて仕事を仕上げているかたわら、次の仕事が何かもわからないような日々もあって大変だった。 でも毎日平穏に過ごしていたところにワタシに踏み込まれた人たちにはもっと迷惑な話でいろいろと恨まれたと思う。
でもしょうがない。 このご時世、毎日が同じでは済まないんだ。 世界はどんどん変わり、ビジネスもどんどん変化する。変化についていけないだけで競合力や効率で遅れてしまうのだ。 だから嫌がられながらも変化を促す存在は必要だ。 これは上層部の意向であってワタシが決めた事ではない。 ワタシだってノホホンとしてたら逆にやられてしまうし、ワタシがやらなかったら他の人間がやらされていただけの話だ。
そう思ってるので不景気だろうがなんだろうが大して心配していない。 チームには不安定な環境があたりまえだし、ワタシは逆風にはなれてるし。
鉄砲でも矢でもなんでも持って来いだぜ、ホントに。




