ヤクルト

サンディエゴはもう十分暑い。夏だなー。

で、なんだか疲れが取れないわけですよ。 ついつい夜更かししてしまうからなのか。 写真も撮ってはいるけど気が付くとウチの爺さん猫、セルベスターのアップばかりだったりしてイマイチノリが良くない。

そういえば夏なのに老猫のセルベスター爺さんは調子が良い。 ただしばらく前から夜中に大きな声でなくようになった。 どうも夜中に情緒不安定になるらしい。

なので爺さんはいつもお気に入りのクッションの上で寝てもらうようにし、このクッションごとリビングや寝室に運ぶようにした。 ちょっとした貴族並みの扱いだけどこうすると人間の近くにいつもいれるので落ち着きがますようだ。

自分から人間のいる所に来いよ、と思うけどそこはちょっとモウロク爺さん猫なのでどうも思いつかないらしい。

猫を飼っていてもちゃんと共存してる人は少ないと思う。 ペットだから擬人化してしまうのだろうけど相手は猫で人間の思考は理解できないのだ。 ワタシは猫のしつけはけっこう厳しい。 だからウチでは人間が食事をしていても猫は寄ってこないし、テーブルやカウンターの上にも(人間がいるときは)あがらない。

猫は思い通りにならないと言うけどそんな事はない。 たとえば人間の食べるものは絶対ペットにやらず、ペットのえさはどこか決まったところで食べさせる。 そして猫が人間の食物に寄ってきたら「寄るな!これはオレのだ!」と言うことをはっきりさせる。猫にもよるけど普通の成猫は餌を食べているときに他の動物が寄ってくるのを嫌がるし、時には怒る。 だから本来は他の猫や人間が食べているところに近寄るのもおっかなびっくりで怖いものなのだ。それをホイホイと食べ物をやると当たり前のように人間にたかってくる。

人間の食べ物はもらえないとわかっている猫は人間の食物に興味を示さないし、人間が嫌がるのがわかると食事中によってこなくなる。 そして猫は縄張り意識があるから、テーブルやカウンターの上は人間の縄張りだと言うことをはっきりさせればあがらなくなる。 猫の習性に働きかければ向こうも「そりゃそうだ」とわかるのだ。

これがペットに食卓から食物をあげたり、はっきりと猫に縄張りを主張しないでいるとペットはそれが当たり前だと思うから傍若無人に振舞うし、特に犬は食べ物がからまないと人間とやりとりができなくなる。 そういうペットはワタシは実は大嫌いだ。

わが家に一番新しく来たクロ猫は「クロ」と言う名前を呼ばず「ヤクルト」と呼んでしかる事にした。 なんでヤクルトなのかは特に理由はない。けどとにかく人間が嫌がることをしたらヤクルト!なのだ。 今では悪さをした時に「ヤクルト!」と一言強く言うだけで「ごめんなさい」とばかりに耳を伏せて固まってしまうようになった。