万年筆

以前カミさんが万年筆とインクを買ってくれた。万年筆はペリカンとラミー。インクはモンブランのBBと赤。数年使ってたのだが、ベンチャー企業に働きだしたら周りに落ち着いてノートにカリカリ書いてるような人間いなくて、自分もなんとなく書かなくなった。

新しい仕事で数年ぶりにまたいろいろノートをとるようにしているのだけど、お世辞にもきれいとは言えない文字がさらに退化してるし、ノートとる能力そのものも劣化しているようだ。

一念発起してきちんとノートにいろいろ書くぞ、と決めてやりだしたのは良いのだが、文房具に目が行ってしまって特に万年筆に興味が湧いてきた。

今持ってるペリカンもラミーも愛着ある道具なのだが、他にもけっこう面白いのがあって欲しくなってしまった。 日本製は機能重視タイプが多いが、アメリカにも万年筆の会社があって目を惹かれるデザインのがけっこう安い。 あっという間に数本買い込んでしまい、とっかえひっかえ書くようになった。

ペン先は以前はもっぱら細めのニブで書いていたのだが、英語しか書かないのでミディアムのニブでも問題は無い事に気が付きいろいろ試すようになった。

そしてノートは10年ぐらい前からモレスキンだけど、ロディア、Leuchtturm, フィールド・ノートなど上質の紙を使ったノートも試してみている。

これがやたらと面白い。

で、肝心の字の方だが、道具を変えても汚い字は変わらない。なのでようやく重い腰をあげてイタリックのスタイルをちゃんと身につけることにした。欧米の筆記は日本みたいにきちんと教えない。自分も筆記体を書いたら典型的なアメリカ人の自分でも読めない字になる。 これをなんとかしないと道具揃えても意味が無い。

そういえばネットで検索していると、自分の手書きを見せている万年筆コレクターってまずいないな。なんでだろう。