オプション取引を調べていると、何度もテースティトレードと言うサイトが出てきた。このサイト、妙に派手でとっつきにくいが中を見てみると信頼がおけるまっとうな情報サイトだった。
テースティトレードはオプション取引に特化したデジタルメディアサイトだ。サラリーマンや主婦からTikTokの若者達まで、お金がある人もない人もみんな対象にオプション取引の番組を毎日10時間、無料で生ストリーム配信している。
テースティトレードは無料メディアサイトだが、株、オプション、先物から仮想通貨まで取引できるテースティワークスと言う電子取引Saasも経営していて、儲けはそちらから得ている。
テースティトレードの背景
このテースティトレードだが、なんで無料で真っ当なオプション取引のコンテンツを公開するのか、これがなかなか面白かった。
テースティトレードの前身はシカゴ取引所のトレーダー数人が立ち上げたベンチャー企業だ。オプション取引のSaasを開発して成長し、2009年に大手証券会社に10億ドルで売却した。
ベンチャーを売却した後、次は世界一の金融メディアを作るぞ、と豪語して立ち上げられたのがテースティトレードだった。
そのテースティトレードが大々的にはじめたのは、シカゴのコメディアンを集めた漫才コントの配信だった。
いや、本当の話だってば。
なぜ漫才コントかというと一般の人にオプション取引のことを広めるのが目的だったそうだ。金儲けは度外視だったが、それでも誰もみてくれなかった。
数年後さすがに諦めて方針を変え、一般向けにオプション取引を説明するコンテンツに切り替えたら視聴者が増えた。
今では登録ユーザー数90万人、世界190ヶ国から毎日数十万人がアクセスするサイトになっている。
テースティトレードにはストリーム配信以外にもオプション取引に関するコンテンツや過去動画が山のようにあり、全部無料でアクセスできる。
広告も無い。怪しいオンラインサロンだの有料講座を売りつけられる事も無い。ほんとに全部無料なのだ。
オプションの正体
テースティトレードでオプション取引を勉強しているうちにオプションは株をレバレッジするだけが目的ではないと言うことがわかってきた。というよりオプションの性質上、レバレッジもできると言うだけなのだ。
オプション価格の動きは確率に基づいていて、ブラック・ショールズと言う数式でモデリングする事ができる。数式そのものは難解だが、株価・変動率、経過時間などの入力変数がどう価格に影響するか理解すればあとはわかりやすい。
オプションはロング(買って売る)もショート(売って買い戻す)もできるが、テースティトレードではほとんどの場合ショート取引を扱う。これもオプション価格を理解したら納得だった。
この辺はエンジニア脳の人にはわかりやすいと思うのでいつかもっと書こうと思う。
オプションの応用
ワンダラーを運営している人たちもテースティーワークスを使っていたので、テースティワークスに口座をオープンしテースティトレードを参考にオプション取引をするようになった。
と言っても最初はわからない事だらけ。何がどうなるかわからないので無理に損切りしたりして泣きを見ていた。
その後しばらくオプション取引を重ねるうちに色々な事が感覚的にわかってきてある程度の儲けが出るようになった。一通りのことはできるようになったのだ。
と言ってもまだまだオプションは色々な応用ができる。例えば株価が上下しなくても利益を出せる。逆に上がっても下がっても利益を出すようもにできる。損失を制限したり、株の代わりにする事もできる。さらに株を安く買ったり、市場の暴落をヘッジしたりと応用が無限にきくのだ。
この辺はかなり奥が深く、一通りの事はできてもまだまだ勉強しないとならない事が多い。備忘録も兼ねてこのサイトでオプション取引のことを色々まとめて行こうと思ってます。