ジャヌス・キャピタル・グループ

ドットコムバブルでせっかく増えた資産が大幅に減りすっかり気がくじけてしまった。だがデーブのように長く投資貯蓄を続けている人たちはめげるどころか滅多に無いチャンスだと喜んでいた。

なるほどそういうことかと理解はできたが、いかんせんチャンスを生かす知識がない。

今さらながら投資を真面目に勉強することにした。

ジャヌス

本をいくつか買ってみたが学問的な事ばかりで数ページも読むと寝てしまう。そこでパーソナル・ファイナンス系の雑誌をいろいろと読んだりした。その手の雑誌にのっている情報や記事はファンド会社の広告みたいなもので、今思えば大した知識は得れなかったが感化されてとりあえずファンド会社を変えることにした。

自分なりに調べて選んだファンド会社がジャヌス・キャピタル・グループだった。

当時のジャヌスは他のファンド会社にありがちだった余計な手数料を一切取らず、口座のネットアクセスやオンライン銀行送金なども早くから取り入れていた。運用しているファンドの種類もそこそこあり、各ファンドの説明もわかりやすかった。

ファンド移転

ジャヌスのファンドを幾つか選び、ピルグリム・バクスターから資産を移動して月々の入金を続けた。ジャヌスじゃないファンド会社でも結果は同じだったと思うが、この時各ファンドの違いを理解しようと投資対象を調べたのがとてもいい勉強になった。

ファンドはそれぞれ異なる産業、国際市場、債権などへの投資運用を目的とする。ファンドの違いを知りたければ投資する対象の事を知らないとならない。それまではファンドしか見てなかったが、そのファンドが投資する金融経済の全般へと視点が移っていった。