Film in the corner

ウチの近くのスーパーが閉店するので在庫一掃セールをやっている。特にワインが安い。

The End of Times

もともと会員カード使ったり12本まとめて買えばかなり割引があり、そこへ閉店セールでさらに値引きがある。合計でなんと6割引きの値段だ。

この手のスーパーはそこそこのワインをそこそこの値段で置いている事が多い。カリフォルニアワインは赤でも20ドル出せば結構良いのがある。それが一本たった8ドルだ。

ということでせっせと何回も通って買い込んでしまった。ワイン庫にメ一杯詰め込むので、フィルム達が追い出されてしまったが、仕方がない。しばらく冷蔵庫のコンニャクと同居してもらおう。

このスーパーが開店した時の事を覚えてるが、あれはもう20年以上前になる。今のマネージャーのオバちゃんは20代後半ぐらいからずっとこの店にいた。こう言っちゃ失礼だけど昔はさっそうとした金髪美人だった。そういう事を思い出すとかなり感慨深い。

Rescued

レジに並ぼうとしたら棚の隅にホコリをかぶってヤレた箱のコダックとフジのフィルム達がぶらさがっていた。商品が売りつくされガラガラの棚が規則的に並ぶスーパーのそこだけ時間が止まっているかのようだった。

期限をみたらあと数ヶ月しかない。最後の日に廃棄されるのだろうか。そう思うとかわいそうになって引き取ってきた。