コミュ障上等

コミュ障って日本語を知ったのはそんなに前ではない。社交性に欠け、人付き合いが苦手で、会話が成立しにくい。そういう意味らしい。

アメリカではそういう言葉は無いけど、「極端に内向的」「スポーツに興味を持たない」「恋愛に奥手」「特定分野に異様に詳しい」人をナードと呼ぶ。

1980年代にはナード達は脚光を浴び、テクノ・ニューウェーブの騎手となり映画「ナーズの復讐」やディーヴォの音楽が大ヒットした。音楽だけでもその流れが日本でもYMOとかPOLYSICSと受け継がれてったぐらい大きな流れを作り、逆にマッチョのイケメンやおねいさん達を「ジョック」と見下して張り合うぐらいの社会的立場を確立した。

自分が知ってるアメリカのナード達は確かにスカしてるイケメン・美女たちに見下されて相手にされてなかった。けどそういう人たちは「普通の」みんなにウケるコミュニケーションをしたがらないだけで、実際はいろいろな事に造詣が深く創造性に長け話しだすと奥が深い人が多かった。

自分はジョックとは話が続かなかったけどナード達とはずっと話してられた。まぁそれは自分がナードだからかもしれないがそれは置いとくとして、コミュ障がナードならアメリカでコミュ障は褒め言葉で通るよね。コミュ障上等じゃん。