父親達のアメリカ

自分の両親が亡くなるすぐ前に、カミさんの実家でも不幸があり、お義祖母さんとお義父さんが立て続けに亡くなられた。

義父は親父と同い年。同じ年の同じ月の生まれだった。お酒が大好きな方でお会いすると必ず一緒に呑んで楽しく過ごした。

義父はお酒が回ってくると、アメリカって国は、と国政政治の話をするのが好きだった。そしてそういう話をするのは実はアメリカに興味があって憧れているからだったと自分は知っていた。

批判めいた事を言う事もあったが、聞いていると好きな女の子に意地悪を言う男の子の心理みたいなものだったと思う。義父はそうやってアメリカ人の自分とアメリカの事を話したがった。

親父も義父も戦争の記憶がある年齢だった。戦後の混乱、領土返還や日米安保条約そして日米貿易といったアメリカとの関わりが、良かれ悪しかれ日本の社会に強く影響するのを若くして目の当たりにした。この世代にはアメリカという国に複雑な感情を抱いている人は多いのではないか。

我が家にはギャラリー風に写真を飾れる壁があるのだが、そこにしばらく父親達の写真を飾ることにした。オヤジギャラリーだ。

写真は一緒に旅行した時にふと見せた表情を選んだ。いかにもな写真より本人らしさが出ていて気に入ってる。

親父ギャラリー

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