CZJ テッサー 銀胴 (実写)

銀胴のテッサー改で撮ったフィルムがあがってきた。モノクロはPlus-X125でカラーはプロビア400F。

悪くないぞ。 開放でも良いし、ちょっと絞ればくっきりだし。 白飛びしやすいのはスポットマチックSPになれて無いから露出外してるからだろう。まぁワタシの写真の腕ならそんなもんだ。

それにしても面白いなぁ、こういうのは。 60年前のレンズでもこれだけばんばん写るんだな。 現代レンズとデジタルのカチンカチンとは違う。 ワタシにとってフィルムで撮るというのは収差が残る昔のレンズに緻密だけどギアの間にアソビがある機械式カメラで、体感露出で撮って、そこそこ適当に現像する事だ。

このテキトウさの積み重ねでは出てくるものは均一にならない。 でもこの不均一さから時折面白いものが出てくる。 だから良いのだ。

ハイエンドのカメラは昔は高価なものだったから当時ではそこそこ先端の技術を使って再現性や精確さを期していた。 でも当時の精確さもこうやって何十年も経ってみると人間の手で作ったアソビのあるアナログの暖かさみたいなものになっているのが面白い。