Super Ikonta 530/16

ハッセルを修理に出したのだけど、不思議なもので、ハッセルが手元に無いととがぜん中判でカラー撮影がしたくてたまらなくなる。

で、他に中判カメラと言ったらフォルダーが2台あるのでそれを持ち出してKodak Portra400VCをつめて撮って見た。

Super Ikonta 530/16は1930年代の製造。 レンズは80mm F2.8テッサーで、発色も良いし、ボケも滑らかだし、製造された年代を考えるととんでもなく良く写る。

530/16は片目にメガネをはさんだ貴族のような趣があるし、写りのよさを考えたらもっと使うべきかもしれない。 ただこのカメラ、手順が結構めんどくさいのだ。

まずフォルダーを開けて、絞りをセットしてシャッタースピードを設定し、チャージしてからレンジファインダーのぞいて、いったん目を離してフォーカスをまわす小さな円盤の位置を確認してまた覗いてピントを合わせて、それから普通のファインダーを覗いて構図を確認してようやくシャッターを切ろうとするけど、さっきシャッターボタンを触っちゃって2重露光防止機能が効いちゃったので、前玉の下にあるレバーでシャッターを切る裏ワザを使って....

ようやく一枚撮れるわけです。  大変なんだからほんとに。

なのでこれでスナップしてるのはすごい事なんだと思う。