2008 in review (写真編)

2008年を振り返って大きな事のひとつは自家現像はじめた事だ。
はじめはモノクロが良いんだそうだ。 っていうんでやってみたらすぐに挫折した。 現像はむずかしくないんだけど、写真がとんでもなく難しい。 考えて見たら白黒の写真なんて生まれて一回も撮った事なかったから、むずかしくて当然だ。 

なので現像をはじめたらサンディエゴに住む自分の周囲をモノクロで撮ると言う課題を抱えてしまった事に気づいた。 

 
でも、そう思って見回すようになったら日常の視点が面白くなって、どんどん撮るようになった。 構図だの光だの本を読んで勉強もした。 サンディエゴでモノクロスナップを自家現像してウェブに出してます、なんて物好きはアメリカ人にもいないし、それに日本語だったら今までもこれからもいないだろう。 四半世紀住んできたこの街の日常風景をいかに写真に収めるのかは手探りだけど、人跡未踏の世界を行く満足もある。 写真の向上がなくても、これが自分の視点なんだなと言うのがおぼろげながらわかって来た。 

そんな訳で下手な鉄砲もなんとかだし、上達のためにも数をこなさなければならないし、とにかく今は面白いので撮り続けている。 今年は35mm,中判あわせて100本ちょっと現像した。 途中ステンレスタンクの攪拌がめんどくなってやらなかった時もあったのだけど、Joboタンクと中古のCPE-2を買い、らくちんグルグル現像になって撮る数が飛躍的に増えた。 

CPE-2でカラー現像もはじめてみたけど、やっぱりモノクロが良いな。 そんな訳で来年も撮り続けます。 写真好きで見に来てくれてる皆さんもどうかよろしく。