eBooks on iPad

iPadで電子書籍リーダーをいろいろ試してみた。

iPad上で使えるリーダーは、iBooks, Stanza, Kindleがある。実際に電子書籍を読む機能には大した差はない。 StanzaとKindleはiPad、iPod Touch, それにKindle はMac のノートパソコンでも使っている。

物理的な本と一番違うのが、Stanza, Kindle は買った書籍は登録したiPad, iPod, Mac 全部で読む事ができ、また現在読んでいるページは全部に反映される。 iPad上で100ページ目まで読んでから、iPod Touchで同じ書籍を開けると自動的にさっきiPadで読んでた100ページ目を開けてくれるのだ。 ソファーでごろ寝しながらiPadで読み、ちょっとスターバックスいってくるわ、と小型のiPod Touchをポケットに放り込んで屋外のテーブルでコーヒーを前に読みかけの続きを読む、といった事ができる。どの端末でも「同じ」本を読んでいるのだ。

こうやって電子リーダーは物理的な本と置き換わるだけでなく、読みかけの本をどの端末にも同じモノとして実在化できる。 という事は本やノートに書き込めたらそれがどこでも同じようにアクセスできる。 これが教科書だったら端末にさえアクセスできれば教科書を持ち歩く必要が無い。ランドセルなんかいらなくなってランドセル業界は大痛手だ。

ランドセルだけでなく、いつでもどこでも自分の読みかけの本ややりかけの勉強や仕事にアクセスできると言う事は、人間の間にどんどん差を作っていく。やる気があってできる奴はどんどん先へ行ってしまう下地ができてしまうのだ。

アメリカではデキル子が学年を飛ばして進級するのはよくある話だ。オレゴンで学校行ってたころの一番の親友は小学校で学級を飛ばした(一つ年下の)同級生だった。そういう人間達の勉強や仕事から時間と場所の制約を取り去ったら更なる可能性ができてしまう。

すごい世の中になったもんだ、とソファーでiPad抱えてゴロゴロしながら思う。