ケン・ロックウェルの偏見

サンディエゴの写真家でケン・ロックウェルという人がいる。彼のサイトのカメラ機材レビューが有名で、日本でも読まれているようだ。 日本のグーグルで検索すると、「ケン・ロックウェルの名言」なんて紹介してる人もいる。

このミスターロックウェル、サイトをアフィリエイト広告の収入源にしてるので、新製品が出る度に買い、いろいろサイトに書く。写真好きは機材好き。だから読者は多い。かくいうワタシもときどき読んでる。

だけどこの人はアメリカ人特有の思い込みが強いタイプでもある。自分が買った物を褒めちぎるのもそうだが、毎年この時期になると「真珠湾を攻撃したテロリスト国家ジャパン」とか「ニコンはテロリストの兵器を製造していた会社だ。」といろいろサイトに書くのだ。

アメリカ生活が長いと、またかよ、と取りあう気にもならない。だがこの人はさらに深い意図があるようだ。

彼のサイトは変更がその都度RSSフィードに出て来るので、記事に何度となく変更を加えている様子が伺える。ショッキングな事を書けば読者は増え、アフィリエート収入も増える。この人は思い込みを感情的に書いているのでは無く、読者の反応やアクセス解析を元に推敲を重ね、アクセス数を増やしているのだ。

書く内容にしても、ライカとナチスの事を書くとドイツ系アメリカ人が激高するけど、日本の事は少々過激に書いてもニホンジン何も言ってこない。その辺もちゃんと計算している。サイトにはコメント欄が無く炎上もない。

彼の機材レビューや「名言」にしてもその辺さっ引いて読まないとねぇ。

そうそう、ワタシはサイトは読むけど絶対に彼のアフィリエート広告はクリックしないです。

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