十一月五日

料理は好きで、気が向いたら良くやっている。

若い頃は美食メニュー作るのがすごいんだ、と思い込んでたので手間がかかる高カロリー高脂肪食、そして後片付けもめんどうな気取った料理ばかり作ってた。レストランで自分が選ぶような料理は、食材さえ入手できれば本買ってひと通り作ってみた。

だけど、ただ濃い料理を手間と材料費かけて作るだけでは満足度があまり高くない。なのでいつの間にか調理方法に興味が移り、食材にいかに上手に火を通すかというのにすごく凝ってた事がある。

例えばレモンやライムとオレガノだけで風味をつけた鶏の胸肉とか、脂の少ないサーロインステーキ、白ワインとディルでポーチしたサーモン、と火を通しすぎるとパサパサで硬くなりやすい食材をいかにしっとりと柔らかく火を入れ、その素材の味だけで食事にするか。というのにすごく凝ってた。

面白いものでそういう目標があると料理するたびにとっかかりがつかめた気がして、もう一回やりたくなる。なので毎晩かまわず繰り返し同じ料理を作ってた。 毎日食材を買いに行ってられないので、当時は一般人は簡単に加入できなかったコストコの会員になって、でっかいサーモンの半身だの鶏の胸肉を二ダースだのサーロインの塊を五ポンドだのとまとめ買いして毎晩やってた。

なにもそこまでバカみたいに作り続けなくても、と思うかもしれないし、実際そのとおりなんだが、繰り返しやってると上達が自分の舌でわかるからけっこう楽しいのだ。 それに簡単な料理を美味しく食べる楽しみというのがわかってよかったとも思う。

それだけ火の通し方にこだわってたのでフライパンも幾つか試してAll-Cladというメーカーのフライパンを大中小と三枚も揃えた。見た目ではわからないが、かなり凝った作りになっていて、熱の通り方がとても均一なのだ。ノンスティック加工もテフロンとは違う金属表面の特殊加工になっていて剥がれないし効果が何年も持つ。さらに一生保証で、メーカーに連絡すると新品に無料で交換してくれる。

このフライパン達を買ったのはもう20年近く前で、すでに一回交換してもらっているのだがまた使えなくなってきたので交換に送ることにした。 輝いていた銀色の刻印のネームもすっかり色がついてしまって落ちない。 ご苦労様でした。

このモデルはすでに生産終了なので新モデルに交換してくれるのかな。そして帰ってきたら何を料理しようか考え中。

 

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十一月七日

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