Leica R4S

で、なんでR4Sがあるのか。

ずっとFやF2が不調だったので一眼はスポットマティック+M42タクマーやツァイスで。そして、ライカフレックスSLに初期型ズミクロン-R 50mmを付けて撮ってた。

RレンズはMほど人気が無く、味わいのある初期型はさらに不人気で値段もそこそこ安い。この初期ズミクロン-Rもライカのレンズにしては安いが、とても良いのだ。特にモノクロは下手な写真と自家現像でもぐっと来るぐらいすっごく良い。

ならば、と初期タイプのズミクロン-R 35mmも手に入れた。これはさらに良い。ハンパじゃなく重く、持ち歩くと泣けて来るが、ほんとに良い。

もっと広角で撮りたくなってエルマリート-R 24mmを手に入れた。これもずしりと重いレンズだ。ところがこれがSLには付かない。調べたら後玉がミラーにあたるのでSLには付けられないようにしてあるそうだ。

ちょうどその頃たまたま、欠かさずみているa1photoさんのフォトブログに「これからもXDを頬ずりしながら使って行く」とカッコいい事が書いてあった。

その言葉に釣られてふらふらとeBayでミノルタXEやXDを見だしたのだが、これが思ったより高い。特にXDのクロは姉妹機のライカR4と値段が変わらない。R3, R4は値段が落ち続けて今はSLと変わらないからねぇ。と考えてて気がついた。そっか、R4があるじゃないか、安いR4が一台あればエルマリート24mmが使えるぞ。

Leica R4s with R lens
ヘビーウェイト級レンズ

かくして私はロッコールの白昼夢から目覚め、R4Sを落札したのでした。

R4SはR4を簡略化した後期モデルで、ワインダー付きでSLと同じ値段だった。XDの黒より安い。

やって来たR4Sはとてもキレイで、劣化したフィルム室のモルトを交換してすぐフィルムを通した。 小さくて取り回しが良いカメラだ。 ファインダーも見やすく24ミリとも相性が良い。

良いカメラじゃないか、R4。 ところが使いだして愕然とする事があった。 それはまた次で。